バラクーダネットワークスジャパンは,低価格をうたう負荷分散装置「Barracuda Load Balancer」を,11月6日に出荷した。セッション管理機能を持たない最安価の「モデル240」(税別で36万5000円)から,ハードウエアSSLアクセラレータを搭載する最上位の「モデル640」(税別で217万円)まで,全4モデルで構成。いずれもネットワーク・ポートは2基で,1Uラックマウント型である。開発会社は米Barracuda Networks。

 Barracuda Load Balancerは,WebサーバーやWebアプリケーション・サーバーの前段に設置して,Web/Webアプリケーション・サーバーへのリクエスト負荷を,複数のサーバー機へと分散する負荷分散装置。上位3モデルは,画面遷移などの場面においてコネクションレス型のHTTPリクエストのセッションをCookieを用いて維持管理する機能を搭載し,SSLの代理アクセスが可能。最上位モデルはSSLのべき乗演算をハードウエアで処理するSSLアクセラレータを搭載する。

 最大の特徴として同社がうたうのが,価格の安さである。税別価格とスペックはそれぞれ以下の通り。モデル240は36万5000円で,スループット95Mビット/秒。モデル340は48万円で,950Mビット/秒。SSL接続数は150トランザクション/秒。モデル440は96万5000円で,950Mビット/秒。SSL接続数は200トランザクション/秒。モデル640は217万円で,950Mビット/秒。SSL接続数は2000トランザクション/秒。