英Symbianは現地時間11月6日,2007年第3四半期におけるSymbian OS搭載スマートフォンの出荷台数が前年同期比56%増の2040万台に達したと発表した。累計出荷台数は1億6500万台に達するという。

 同期は15種類の新モデルがリリースされており,ライセンシ8社が出荷中のSymbian OS搭載機種は134モデルとなった。現時点で新機種65モデルの開発が進められているという。現在利用できるSymbian OS向けのサードパーティ製商用アプリケーションの数は8314種類。この数は,前年同期の6120種類から36%増加している。

 Symbianは,新技術としてスマートフォンの接続性およびグラフィックスを強化する新しいIPネットワーキング・アーキテクチャ「FreeWay」や,新しいグラフィック・アーキテクチャ「ScreenPlay」を開発している。また,対称型マルチプロセッサ「Symmetric Multi-Processing(SMP)」アーキテクチャのサポートなどにも取り組んでいることを明らかにしている。

 日本では,NTTドコモのFOMAネットワーク対応端末においてSymbian OS搭載端末が占める割合が65%に拡大した。日本市場では,これまでに富士通,三菱,Nokia,Motorola,シャープ,Sony Ericssonの6社から64機種が提供されている。

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