米Time Warnerは米国時間11月6日,同社の次期執行バイス・プレジデント兼最高財務責任者(CFO)にJohn K. Martin氏を任命したと発表した。2008年1月1日付けで正式に就任する。現職のWayne H. Pace氏は,以前から今年いっぱいで退職する意向を明らかにしていた。

 Martin氏は1993年にTime Warnerに入社し,IR部門上級バイス・プレジデントなどを歴任したのち,2005年8月より同社のケーブル事業Time Warner Cableで執行バイス・プレジデント兼CFOを務めている。

 なお,Time Warnerは前日,最高経営責任者(CEO)の交代を発表している。現社長兼COO(最高業務責任者)のJeffrey L. Bewkes氏が1月1日付で新CEOに就任する。現CEOのRichard D. Parsons氏は,退任後も取締役会の会長職にとどまる(関連記事:Time Warner,1月1日付けでCEO交代,後任は現社長Bewkes氏)。

 英Reutersの報道によると,Bewkes氏が次期CEOに決まったことで同社が積極的な再編に動くだろうとの期待から,6日朝のニューヨーク証券取引所で同社株式は10セント高の17.91ドルを付けた。

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