TISは2008年3月期の中間決算を発表した。連結売上高は前年同期比7.2%減の955億9200万円、営業損益は10億7700万円の赤字となった。継続中の大型案件について80億円程度の追加費用負担が発生し、今中間期に一括して計上した。TISは顧客の名前を明かしていないが、ジェーシービー(JCB)の次期基幹システムと見られる。

 売上高のうち、アウトソーシングサービス分野の売上高は前年同期比3.5%増の399億2100万円の微増だった。一方、ソフトウエア開発分野は大型案件のピークが過ぎた影響で、同12.8%減の424億3200万円。ソリューションサービス分野は同13.2%減の112億9600万円となった。
 
 TISは10月26日に臨時説明会を開催し、大型案件で追加費用が発生したと説明、通期業績予想を下方修正していた。連結売上高は当初予想の2050億円から2000億円に、営業利益は100億円から80億円、経常利益は108億円から88億円になる見込み。