SRA OSSは2007年11月6日,オープンソースのスクリプト言語「PHP」のバージョン4に対するセキュリティ保守サービスを同年12月1日から開始すると発表した。
PHPは,2004年7月にバージョン5にアップデートされている。しかし,現在でもバージョン4のまま運用されているシステムが多い。ところが,PHPを開発するPHP development teamは2007年7月13日,サポートを年内で終了すると表明していた。それ以降も2008年8月8日までに重大なバグが発見されれば,修正する可能性はあるとしているが,必ず修正される保証はない。SRA OSSによると,既にバージョン5で修正されたセキュリティ上の問題でも,バージョン4では対応されていないケースが出てきているという。
SRA OSSは,バージョン4のPHPを使ったLinuxサーバーに対して,年間84万円でサポートを行う。サポート内容は,主にバージョン5に対して公開されたセキュリティ上の問題を,バージョン4でも影響があるかを確認し,影響があればバージョン5のパッチをバックポートするなどして回避する方法を提示するとしている。
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