米Microsoftはスペインのバルセロナで開催中の開発者会議「Microsoft TechEd Developers 2007」において,Windows向け統合開発環境(IDE)の次期版「Visual Studio 2008」とアプリケーション・プラットフォームの次期版「.NET Framework 3.5」を今月中にリリースすると発表した。

 また同社は,Visual Studio 2008およびVisual Studio 2008向けソフトウエア開発キット(SDK)のリリースに合わせて,ライセンス条件を変更する。条件変更によりユーザーは,Windowsだけでなく,他社製プラットフォーム向けの製品も作成できるようになる。

 さらに,Visual Studio関連の業界パートナ・プログラム「Visual Studio Industry Partner(VSIP)」において,「Premier」レベルのパートナにVisual Studioのソース・コードを開示する計画も明らかにした。Premierパートナは,デバッグ目的でのみソース・コードにアクセスできる。

 そのほか同社は,さまざまなデータの同期作業を向上する「Sync Framework」のコミュニティ技術プレビュー(CTP)版と,マッシュアップ・サービス「Popfly」用のアップロード・ツール「Popfly Explorer」の新版を同日公開した。

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