米グーグルは2007年11月5日(米国時間),34社が加盟する「Open Handset Alliance」で,携帯電話プラットフォーム「Android」を開発したと発表した。Open Handset Allianceには米グーグルのほか,独T-Mobile, 台湾HTC, 米クアルコム,米モトローラなどが参加する。日本企業では,NTTドコモ,KDDI,アプリックスなどが参加している。

 Open Handset Allianceで提供するのは,携帯電話開発に必要なほとんどすべてのソフトウエア・スタック。OS,ミドルウエア,ユーザー・インタフェース,アプリケーションまでを含む。ソフトウエアはオープンソース・ライセンスで提供され,携帯電話事業者や携帯メーカーは自由にカスタマイズすることができるという。

 来週にはAndroid用のソフトウエア開発キット(SDK)の初期バージョンを配布する予定。Androidを搭載した最初の携帯電話は,2008年後半に登場する見込みとしている。