米モジラ財団(Mozilla Foundation)は2007年11月1日(米国時間)、Webブラウザー「Firefox」の最新版「Firefox 2.0.0.9」を公開した。新版では、前バージョンで見つかった問題がいくつか修正された。モジラのWebサイトなどからダウンロードできる。
モジラによれば、2007年10月18日に公開した前バージョン「Firefox 2.0.0.8」では、およそ200件の問題を修正したという。この中には、セキュリティ上の問題である脆弱(ぜいじゃく)性が8件含まれる。
このときの修正に伴い、それまでにはなかった別の問題がいくつか生じたという。その問題を修正したのが、今回公開されたFirefox 2.0.0.9。例えば、CSSやJava、アドオンなどの取り扱いに関する問題が修正されたという。
新版で修正された問題は、機能や安定性などに関するものだけで、セキュリティに関する問題(脆弱性)は含まれていない。また、モジラによれば、ほとんどのユーザーは、Firefox 2.0.0.8で生じた問題を体験することはないだろうとしている。
Firefox 2.0.0.9は、モジラのダウンロードページから入手可能。ダウンロードページには、Windows版、Mac OS X版、Linux版が用意されている。日本語版以外の言語バージョンもダウンロードできる。
Firefoxが備える「ソフトウェアの更新」機能からも、新版をダウンロードできる。更新の自動確認機能を有効にしていれば、Firefoxの起動時などに、新版の公開を通知するダイアログが表示される。