米Wall Street Journal(WSJ)オンライン版のブログに掲載の記事によると,米Googleがかねてより噂のあった携帯電話計画に関する発表を米国時間11月5日に行う模様だ。

 情報筋によれば,Googleは同社のオープンなプラットフォームを支持する世界各国の種携帯電話メーカーや携帯電話事業者との提携を発表する計画という。可能性のあるパートナとして,ドイツDeutsche Telekomの子会社T-Mobile,米Sprint Nextel,台湾のHigh Tech Computer(HTC),韓国のSamsungおよびLG Electronics,スウェーデンEricssonとソニーの合弁会社SonyEricssonなどの名前が挙げられている。ハードウエアについては,最初の携帯電話が2008年半ば頃に登場する見込み。

 また米CNETの報道によると,Google携帯電話はLinuxをベースに,「Android」(開発コード名)と呼ぶモバイル向けプラットフォームを組み合わせる。

 Googleは今年7月,米連邦通信委員会(FCC)が来年実施する無線周波数帯オークションに参加する意向を明らかにするなど(関連記事:Google,FCCの700MHz帯オークションへの参加意志を明らかに),携帯電話サービスへの関心の高さを伺わせていた。またWSJはすでに8月に,数億ドルを投じたGoogleの携帯電話計画について報じている(関連記事:「Googleが携帯電話を計画」,米紙報道)。