米Mozilla Foundationが米国時間11月1日,オープンソースWebブラウザ「Firefox 2」のStability Update(安定性アップデート)版「Firefox 2.0.0.9」を公開した。Mozilla FoundationのWebサイトからWindows/Mac OS X/Linux版を無償でダウンロードできる。
Firefox 2.0.0.9は,10月18日リリースの「Firefox 2.0.0.8」に存在していた5件のバグを修正したバージョン。セキュリティ面の変更はない(関連記事:脆弱性を修正した「Firefox」の新版公開、Mac版は「Leopard」に対応)。
Firefoxの自動アップデート機能を有効にしている場合は,24~48時間以内に自動アップデートの通知が出る。なおMozilla Foundationは,Firefox 1.5.0.xのアップデートを2007年5月に打ち切ったことから,Firefox 2に移行するよう推奨している。
●修正対象バグの概要
- Bug 400406:CSSの処理において,「float」プロパティを使っているボックスの下で「clear」プロパティを無視する結果,表示が乱れる
- Bug 400467:Windows Vistaにおいて,Javaアプレット読み込み時に「Java not found」や「Java not working」といったエラーが出る
- Bug 396695:アドオンが無効になる
- Bug 400421:「AREA」要素を削除する結果,イメージ・マップを表示しない
- Bug 400735:Windows版において,Firefoxが起動時にクラッシュする