米Hewlett-Packard(HP)は米国時間11月1日,高性能コンピューティング(HPC)システムの導入支援策として,各種アクセラレータを認定する取り組み「HPC Accelerator Program」を発表した。またHPは,マルチコア・プロセサ推進活動「Multi-Core Optimization Program」も拡充した。

 HPC Accelerator Programは,HPの「ProLiant」「BladeSystem」サーバー向けアクセラレータを認定し,顧客に紹介していく。認定アクセラレータとして,まず英ClearSpeed Technologyの演算処理用アクセラレータ・カード「Advance e620」と英CeloxicaのAMD Torrenza対応アクセラレータ・ボード「RCHTX」を用意した。また米NVIDIA,米AMD,カナダRapidMind,スウェーデンMitrionicsも取り組みに協力し,アプリケーション開発用のプログラミング技術やツールを提供する。

 Multi-Core Optimization Programは,マルチコア・プロセサ環境の強化につながるオープンなソリューションを提供することが目的。HPとパートナ企業が2007年6月より活動を展開してきた。HPは同活動の一環として,各種ツールや事例集,調査報告書などをまとめたツールキット「Multi-core Optimization Program Toolkit」も提供する。

 今回の活動拡充により,英Allinea,米Interactive Supercomputing,伊仏合弁ST Microelectronics傘下の米Portland Group,RapidMind,Stanford Pervasive Parallelism Lab,米Visual Numericsが新たに参加した。

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