図1●データ抹消ソフト「企業情報データ抹消 8.0」
図1●データ抹消ソフト「企業情報データ抹消 8.0」
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図2●メニュー画面
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 AOSテクノロジーズは2007年10月31日,データ抹消ソフト「企業情報データ抹消 8.0」を発表した。削除したファイルやメールのデータを,データ復元ソフトを使っても取り出せないようにデータを抹消するソフト。抹消処理をスケジュール実行できるのが特徴。企業情報漏洩対策の1つとして利用できる。

 「企業情報データ抹消 8.0」は,データを削除するときにデータ復元ソフトを利用しても復元できないようにするソフト。通常のパソコンの操作でファイルやメールを削除し,ゴミ箱を空にしてもデータがハードディスク(HDD)上に残っていることがある。その場合,データの復元ソフトを利用すると削除したデータを復元して取り出すことができるため,情報漏洩の一因となるケースがある。同ソフトを利用すると,ファイルやフォルダを削除する際にハードディスク上の記録を直接消すことで,データを完全に抹消することができる。

 抹消対象のデータは,ファイルやフォルダのほか,Webサイトや使用プログラムの履歴情報,Outlookの削除メール,Windows OSのページファイルなど。ディスクやドライブ全体を丸ごと抹消したり,ハードディスクの空き領域に残っているデータを抹消することも可能だ。これらの機能を自動的に実行できるようにスケジュールすることもできる。

 販売は11月16日からで,価格は3ライセンス込みで1万3440円(税込み)。