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外に出よう,コミュニティへ,研究室の外へ,世界へ---2007年度日本OSS貢献者賞 表彰式より

高橋 信頼=ITpro 2007/10/31 ITpro

 10月30日,IPAフォーラムで2007年度の日本OSS貢献者賞の表彰式が行われた。選ばれた4人の受賞者がそれぞれの活動などを紹介するプレゼンテーションを行った。

見るよりやるほうが面白い


小山哲志氏
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 ビート・クラフトの小山哲志氏は,PHPユーザ会,日本KDEユーザ会,KOF(関西オープンソースフォーラム),LL魂などのLL(lightweight Language,軽量言語)イベント,jus(日本UNIXユーザ会),JPUG(日本PostgreSQL)など多数のユーザ・コミュニティやイベントで活動し,交流や人材育成に貢献してきた。コミュニティ活動を主な理由とした受賞者は初めてだ。

 小山氏は「見るよりやる方がおもしろい。どこも人手が足りないから,歓迎されるはず」とコミュニティ活動への参加を呼びかけた。そしてHappy Hackingならぬ「Happy Communicating!」とスピーチを締めくくった。

継続はチカラ


笹田耕一氏
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 東京大学大学院情報理工学研究科特任助手 笹田耕一氏は,Ruby性能を向上させるYARV(Yet Another Ruby VM)の開発,およびRubyコミュニティでの活動が評価された。YARVは2007年12月にリリース予定のRubyの次期版Ruby 1.9に搭載され,マイクロ・ベンチマークでは2~8倍の性能を示している(関連記事)。

 笹田氏は学生のときにコミュニティ活動を開始した。「コミュニティ活動は学生にとって絶好の向上の機会」(笹田氏)。そして「Rubyは14年間続いており,YARVは3年間続けている。継続は力」と笹田氏は語った。

世界に出れば日本の10倍の反応がある


佐藤嘉則氏
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 サイオス・テクノロジーの佐藤嘉則氏は,h8000など組込み向けCPUへのLinuxの移植などを行ってきた。最初に移植を行った際,日本語だけで公開らまったく反応がなかったという。しかし半年語,英語で問い合わせがあった。日本語でしか情報を出していないのに,である。外に出れば需要があるかもとか思い,下手な英語で話を持っていたらあっさり一週間で取り込まれた。

 この経験から佐藤氏が実感したのは,「成果のアピールの重要さ」である。「他の人がさわってくれないものは存在しないのと同じ。外にいけば,日本の10倍の反応がある。日本にこもっていないで外に出よう」(佐藤氏)。

 「とりあえずやってみる。たいがいなんとかなる。失敗したとしても無駄になるのは時間くらいだ」(佐藤氏)。

大学の研究成果をオープンソースに


松本裕治氏
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 奈良先端科学技術大学院大学教授の松本裕治氏は,日本語形態素解析システム「茶筌(ChaSen)」の開発者。大学での研究成果を公開し,それが実際に広く利用されていることが,産官学の連携を促進する,オープンソース・ソフトウエアのあるべき姿のひとつとして評価された。

 「学生にも,成果を公開するよう薦めている」(松本氏)。ChaSen自体「最初のプロトタイプは自分でコードを書いたが,そのあとは研究室の学生がコードを書いて改良してきた」(松本氏)。松本氏の研究室は,MeCabを開発した工藤拓氏など,優れた技術者とオープンソース・ソフトウエアも生み出している。

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