米Microsoftは米国時間10月30日,サービス指向アーキテクチャ(SOA)の導入推進などを図る事業戦略「Oslo」(開発コード名)を発表した。既存製品を組み合わせてSOAの容易な導入や社外向けシステムへのSOA適用などに対する支援策を,複数年かけて展開していく。

 Osloは,世界的な競争やコンプライアンスに対応可能な動的環境を実現するための構想「Microsoft Dynamic IT」(関連記事:Microsoft,動的なITの実現に向けた戦略やリリース間近の製品などを紹介)のモデル駆動型/サービス化対応という原則にもとづき,SOAの適用範囲を社内システムだけにとどめず,社外向けシステムにも広げる。

 「サーバー」「サービス」「フレームワーク」「ツール」「リポジトリ」という5つの主要分野を定め,各分野に製品を提供していく。具体的には,サーバーが「Microsoft BizTalk Server 6」,サービスが「BizTalk Services 1」,フレームワークが「Microsoft .NET Framework 4」,ツールが「Visual Studio 10」,リポジトリがBizTalk Server 6/Visual Studio 10/「Microsoft System Center 5」となる。

 またOslo戦略を支える製品として,Microsoftは2008年2月27日に「Windows Server 2008」「.NET Framework 3.5」「Microsoft SQL Server 2008」の提供を開始する。

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