写真●Sun Java System Application Server 9.1の管理コンソール
写真●Sun Java System Application Server 9.1の管理コンソール
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 サン・マイクロシステムズは10月30日、オープンソースのアプリケーション・サーバーをベースにしたソフト「Sun Java System Application Server 9.1マルチリンガル版」の無償提供を開始した。企業向けJava環境の標準であるJava EE 5に対応している。米国では9月17日に発表済みだが、今回日本語対応のソフトとして提供した。同社のサイトからダウンロードできる。

 ベースにしたオープンソースは「GlassFish V2」。GlassFishは、米サンが提供したSun Java System Application Server PE 9のソース・コードを基にして開発されたものだ。GlassFish V2では、クラスタリング機能や、インメモリーのレプリケーション機能、自動管理機能などの強化を施した(写真)。

 サンは、サポート・サービスが必要なユーザーに対し、有償のライセンスとサポートを提供する。ライセンスは、システムに搭載するCPUのコア数に関係なく、1ライセンスで最大4ソケットまで利用できる。ライセンスは225万2000円から、サポートは39万7800円から。