米Verizon Communicationsは米国時間10月29日に,2007年第3四半期の決算を発表した。売上高は238億ドルで,前年同期の225億ドルと比べ5.8%増加。純利益は12億7000万ドル(1株あたり利益は44セント)で前年同期の19億2000万ドル(同53セント)から33.9%の減少となった。ただし,非継続事業の売却費用など特別項目を除いた利益は1株あたり63セントとなり,前年同期の同55セントから14.5%増加している。

 無線事業の売上高は113億ドルで前年同期比14.4%増加。そのうちサービス収入は97億ドルで同15.1%増だった。ユーザーは当期に160万人純増し,合計6370万人になった。顧客数の増加とデータ関連サービスの好調が大きく貢献した。1ユーザー当たりの月間売上高(ARPU)は前年より1.9%拡大して,過去最高の52.17ドルに達した。データ関連サービスのARPUは10.59ドルで,前年同期比42.9%の増加。

 有線事業の売上高は127億ドルで前年同期から0.8%減少した。光ファイバ・インターネット・サービス「FiOS」の加入者数は22万9000人純増し,130万人になった。テレビ・サービス の「FiOS TV」は,契約者数が20万2000人純増し,71万7000人になった。

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