携帯電話機メーカーの米Hip-onは2007年10月25日,60米ドルから70米ドル前後のCDMA対応携帯端末2機種を発売すると発表した(発表資料)。今回発表されたCDMA端末「1912」と「1913」はアンテナを内蔵した450MHz対応の軽量タイプで,流線型のスタイリッシュなデザインが特徴である。ヨーロッパ,アジア,アフリカ,中東,南米の新興成長市場向けの製品で,既にテストが完了し,世界各地で生産準備に入っているという。

 同社のPeter Michaels社長は,「携帯電話は新興成長市場において一つのステータスシンボルになっている。今回の新製品はデザインも機能も優れており,こうした地域での携帯電話の購入を後押しするだろう」と語った。米Hip-onは,米国でCDMA対応携帯端末の生産を手掛ける3社のうちの1社で,主に新興成長市場の携帯電話事業者や小売業者向けに低価格携帯端末を生産している。