米SanDiskは米国時間10月24日,フラッシュ・メモリー製品に関する特許を侵害されたとして,製品メーカーや販売/輸入業者25社を提訴したと発表した。SanDiskは米国際貿易委員会(ITC)に1件の申し立てを行い,ウィスコンシン州西地区米連邦地方裁判所で2件の特許侵害訴訟を起こした。

 訴えられた25社は,USBドライブやCompactFlashカード,MultiMediaカード(MMC),MP3メディア・プレーヤ,リムーバブル・ストレージなど,フラッシュ・メモリー搭載製品の製造や販売,輸入を手がける企業。SanDiskは,同社が保有する合計7件の特許が侵害されたと主張した。ただし,具体的にどの特許が侵害されたのかなど,詳細については明らかにしていない。

 SanDiskは,ウィスコンシン州西地区地裁における2件の訴訟では損害賠償支払いと対象製品の永久販売停止を,ITCに対する申し立てでは対象製品の永久輸入禁止を求めている。主な対象企業は以下の通り。

 バッファロー,米Imation(吸収合併した米Memorex Internationalを含む),韓国のLG Electronics,台湾のPhison Electronics,米Silicon Motion,三菱化学メディアの米国子会社Verbatim。

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