写真●NTT東日本の渡邊大樹取締役経営企画部長(左)と大平弘経営企画部営業企画部門長(右)
写真●NTT東日本の渡邊大樹取締役経営企画部長(左)と大平弘経営企画部営業企画部門長(右)
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 NTT東西地域会社は10月25日,NGN(次世代ネットワーク)の商用サービスの概要を明らかにした。

 NGNで新規に提供を開始するサービスは,「最大1Gビット/秒の法人向けインターネット接続サービス」「地上デジタル放送のマルチキャスト配信」「帯域確保通信」「高品質IP電話やテレビ電話」など。帯域制御などの機能は,オプションで使えるようにする。既存のフレッツ網で提供してきたインターネット接続サービスやコンテンツ配信サービス,IP電話サービス「ひかり電話」なども,NGNで引き継いで提供する。

 また,当初のサービス提供エリアはNTT東日本が首都圏の一部,NTT西日本が大阪府の一部。

 ただし,既存の「フレッツ」と異なるサービス・ブランドをNGNで使うのかどうかや,エリア展開の予定などは「まだ検討中」(NTT東日本の渡邊大樹取締役経営企画部長,写真)とした。サービス料金も,「フレッツと同じようなサービスはNGNでも同じ料金で提供したい。帯域確保などのオプション料金は検討中だが,利用者が使いやすい料金にする予定」(渡邊取締役)と述べるにとどまった。

 これらは都道府県をまたいだサービス提供となる。このためNTT東西は同日,商用化のための「活用業務」認可申請を総務省に行った。NGNの商用サービスは,総務省の認可が得られ次第,NTT東西ともに2008年3月をメドに開始する予定。

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