写真1●テックリンクの迷惑メール対策アプライアンス「JUNIOR10」
写真1●テックリンクの迷惑メール対策アプライアンス「JUNIOR10」
[画像のクリックで拡大表示]

 東京ビッグサイトで開催中の「Security Solution 2007」(10月26日まで開催)で,テックリンクが11月1日から販売する迷惑メール対策アプライアンス「JUNIOR10」を展示している。10ユーザーから導入可能で、1年間の保守料費用込みで38万円程度からと低価格が特徴である。

 迷惑メール・フィルタにはトランスウエアの技術を採用。ブラックリスト,ホワイトリスト,文中に含まれるURLフィルタなど16種類のフィルタを備える(トランスウエアの解説ページ)。「正常なメールと迷惑メールを仕分けしたデータベースの情報を基に迷惑メール判定をする学習型フィルタを搭載している。Support Vector Machineと呼ばれる統計学の一種を応用しており,ベイジアン・フィルタよりも判定精度が高い」(同社説明員)という。

 きょう体はコンパクトタイプ(写真1)の「JUNIOR10」のほか,1Uサーバータイプ「Classic10」も用意。迷惑メールを隔離しておくハードディスク(HDD)の容量や,最大ユーザー数が異なる。「JUNIOR10」はHDDが80Gバイトで,10~110ユーザーに対応。「Classic10」はHDDが160Gバイトで,10~510ユーザーに対応する。

 価格は「従来のアプライアンス製品の2分の1から3分の1くらい」(同社説明員)と抑えている。たとえば「JUNIOR10」は,初期導入費用と1年間の保守費用,10ユーザーの初期ライセンス込みで38万円程度になる見通しだという。