写真●NTTデータ先端技術が参考出品した検疫ソリューション
写真●NTTデータ先端技術が参考出品した検疫ソリューション
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 NTTデータ先端技術は「Security Solution 2007」(10月24~26日)で開催中ので、IEEE 802.1xの認証を使った検疫ソリューションを参考出品した(写真)。同社が提供するNOSiDE Inventory Sub System/資産管理の新版に新機能として組み込み、年内にも発売する予定だ。

 NOSiDE Inventory Sub System/資産管理は、社内LANに接続したパソコンのセキュリティ対策状況をチェックし、ルールを満たしていない端末をネットワークから切り離すことで、セキュリティを保護するソフト。修正モジュールの適用状況やウイルス対策ソフトの設定状況、パーソナル・ファイアウォールの稼働状態などをチェックして検疫できる。

 LAN接続のための標準認証技術IEEE 802.1xに対応しており、さまざまなネットワーク機器と連携した検疫が可能になる。従来NOSiDE Inventory Sub Systemが対応するネットワーク・スイッチは8種類にとどまっていた。

 これまで、802.1x認証を使った検疫を実現するためには、サードパーティ製の802.1xサプリカント(クライアント・ソフト)をクライアント・パソコンにインストールする必要があった。一方NOSiDE Inventory Sub Systemは、Windowsが標準で備える802.1xサプリカント機能を利用できるのが特徴。クライアント・パソコンにソフトを追加することなく検疫が可能になるので、導入や運用の負荷を軽減できる。