写真1●Document Reach(仮称)を使ったファイルへのアクセス権設定画面
写真1●Document Reach(仮称)を使ったファイルへのアクセス権設定画面
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写真2●暗号化したファイルはパスワードを入力して開く設定が可能
写真2●暗号化したファイルはパスワードを入力して開く設定が可能
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 ソリトンシステムズは10月24日から開催中の「Security Solution 2007」で、ファイルの暗号化による情報漏えい防止ソフト「Document Reach(仮称)」を参考出品した(写真1写真2)。

 Document Reachは、社外の取引先などに送るファイルにアクセス権を設定し、送信後に管理できるのが特徴。暗号化したファイルを社外にメールなどで送付し、受け取った相手がそのファイルを開こうとすると、社内の認証サーバーにアクセスしてアクセス権を確認する。そして、閲覧のみ、印刷可能、編集可能などの設定されたアクセス権に応じた作業だけが可能になる。

 開いた文書ファイルの内容は、クリップボードを使ってコピーできない仕組みなので、コピー&ペーストなどの操作で情報を不正に複製されることも防げる。また、社外に送ったファイルが必要なくなった場合は、送った相手がファイルを開こうとしたときに、ファイルを削除するように設定することもできる。

 Document Reachの出荷は、2008年春を予定している。正式な製品名や価格は未定。