米Symantecは米国時間10月24日,2008会計年度第2四半期(2007年7~9月期)の決算を発表した。GAAPベースの売上高は14億2000万ドルで,前年同期の12億6200万ドルから増加した。純利益は5000万ドル(1株当たり利益は6セント)で,前年同期の1億2600万ドル(同13セント)から大幅に減少した。

 非GAAPベースの売上高は前年同期比13%増の144億ドルだった。同条件の純利益は2億6300万ドルで,前年同期の2億6100万ドルから微増。1株当たり利益は前年同期比11%増の29セントだった。

 当期の営業によるキャッシュフローは3億3100万ドルで,前年同期の2億7700万ドルから20%増加した。

 売上高(非GAAPベース)を部門別にみると,消費者向け部門(前年同期比10%増)と,セキュリティおよびデータ管理部門(同7%増)が,それぞれ総売上高の30%を占めた。データセンター管理部門(同7%増)は28%,サービス関連部門(同30%増)は6%を占めた。また同社が4月に買収した米Altirisの事業部門と,「Ghost」「pcAnywhere」「LiveState Delivery」などによる売上高は全体の6%だった(関連記事: Symantec,IT管理ソフトのAltirisを約8億3000万ドルで買収)。

 地域別にみると,海外市場の売上高が全体の51%を占めた。欧州/中東/アフリカ(前年同期比20%増)が32%,日本を含むアジア太平洋地域(同9%増)が14%,米大陸(同10%増)が54%だった。

 同社は,来期の業績予測も明らかにした。GAAPベースの売上高は14億1000万~14億5000万ドル,1株当たり利益は6~11セントの範囲を見込む。非GAAPベースの場合,売上高は14億2500万~14億6500万ドル,1株当たり利益は25~30セントと予測する。

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