米Oracleは米国時間10月24日,業務計画ソフトウエアを手がける米Interlace Systemsを買収することで合意したと発表した。買収手続きは2007年11月に完了する見込み。買収金額などの詳細は明らかにしていない。

 Interlaceのソフトウエアは,企業が業務計画に変更を加えた場合の影響を測定するもの。異なるソースからデータを収集して,「what-if」シナリオで検証する機能を提供する。Oracleは,Interlaceの技術を同社のEPM(エンタープライズ・パフォーマンス管理)システムに組み込み,財務計画および業務計画ツールを強化する予定。Interlaceの技術は,単体で稼働する製品としても引き続き販売されるという。

 Oracleが2007年に買収を発表した企業は,Interlaceで10社目となり,2005年から数えると36社目となる。2007年10月9日には,Oracleは米BEA Systemsの取締役会に対して約67億ドルの買収を提案。株式公開買付(TOB)の期限を10月28日に設定し,買収案に対して返答するように促している。

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