エヌ・ティ・ティ ネオメイト(NTTネオメイト,本社:大阪市中央区,社長:高江州文雄氏)は2007年10月24日,既存のテレビ配線を利用して家庭内LANを構築できるモデム「PN-200-C2E4」を,12月3日から提供すると発表した(発表資料)。戸建て住宅に住む利用者を対象とした家庭内LAN構築用の機器で,屋内のテレビ配線(同軸ケーブル)を利用して最大100Mb/sの通信が可能になる。NTTエムイー(NTT-ME,本社:東京都千代田区,社長:大木一夫氏)と共同で開発した。

 利用者の希望に合わせて,毎月利用料を支払うレンタル方式と機器を購入する販売方式の2方式で提供する。いずれの方式とも機器の提供エリアは,NTT西日本のサービスエリア(富山県,岐阜県,静岡県以西の30府県)に限られる。レンタル方式の利用料金は,NTT西日本のフレッツ・アクセスサービス利用者が月額1050円,それ以外のサービスの利用者が月額1575円である。販売方式の場合,モデム1セット(2台)の価格は3万6750円である。

 レンタル方式と販売方式いずれの場合も,「漏洩防止フィルター」が同梱される。フィルターの取り付けは利用者自身で行えるが,工事費(1万5750円)を支払えばNTT西日本が取り付けることも可能である。