写真1●ひかり電話ビジネスタイプ対応ビジネスホン・システム「Netcommunity System αGX Type L」とNTTドコモのスマートフォン「hTc Z」
写真1●ひかり電話ビジネスタイプ対応ビジネスホン・システム「Netcommunity System αGX Type L」とNTTドコモのスマートフォン「hTc Z」
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 NTT東日本は,10月24~26日に東京ビッグサイトで開催されているIP通信とモバイルの専門展示会「IPコミュニケーション&モバイル 2007」で,「企業向けFMCソリューション」のデモを実施している。

 目玉は,10月23日から提供を開始した,NTTドコモのスマートフォン「hTc Z」向けのIP電話ソフト「モバイルソフトフォン」。同ソフトを使うことで,社内では無線LANとVoIP(voice over IP)を利用した内線電話機,社外ではFOMAを利用した第3世代携帯電話機として使えるようになる。同様のソリューションはNTTドコモのFOMA/無線LANデュアル携帯「N902iL」などがあるが,端末の選択肢としてスマートフォンを新たに増やした。

 hTc Zにモバイルソフトフォンをインストールすると,電話をかける際に「VoIP外線発信」「VoIP内線発信」「3G発信」のいずれかを選択できるようになる。VoIP外線/内線発信を選択すれば,無線LANを利用した内線電話機になる。「hTc Zはタッチパネルを利用できるので,N902iLなどに比べて操作しやすい」(説明員)という。NTT東日本では,社内あてにかかってきた電話を外出先に転送したり,同一の内線番号を利用して複数の事業所から発着信できるソリューションなども展開しているという。