独立行政法人 情報処理推進機構は10月23日,SE-PostgreSQLの開発者など2006年度下期「未踏ソフトウエア創造事業」開発者の中で12名を「天才プログラマー/スーパークリエータ」に認定したと発表した。

 未踏ソフトウエア創造事業は,個人や小規模グループの独創的なソフトウエア開発プロジェクトを支援することでITの基盤整備を促進する事業。2006年度下期は57件を支援した。2000年度から1263名を支援し,うち約12.5%にあたる158名が「天才プログラマー/スーパークリエータ」に認定されているという。

 今回認定された12名は以下のとおり。

●未踏ソフトウエア創造事業

  • 安藤 英俊氏
     GPU上でのCIP法に基づく数値シミュレーション環境の開発

  • 鳥山 孝司氏
     GPU上でのCIP法に基づく数値シミュレーション環境の開発

  • 海外 浩平氏
     SELinuxによるPostgreSQLのアクセス制御強化

  • 蓑輪 太郎氏
     Mona OSにおける次世代Schemeシェルの開発

  • 吉井 英樹氏
     統計データを通して,地域を知り,日本を知り,世界を知る

  • 織田 英人氏
     スタイルフリーな統合日本語筆記環境の構築

  • 杉山 竜太郎氏
     一億総放送局化を実現するノンレンダリング映像ソフト“回向”開発

  • 中城 哲也氏
     表現手法「3D+」および「キャラクタ作成システム」の開発

    ●未踏ユース

  • 上野 康平氏
     物理ベースのレンダリングを柔軟性を持って行えるアーキテクチャの開発

  • 舘 知宏氏
     三次元折紙設計ツールの開発

  • 荒川 淳平氏
     データ管理システム

  • 上田 真史氏
     マルチ計算機・マルチマウスシステムの開発