米Texas Instruments(TI)は米国時間10月22日,2007年第3四半期の決算を発表した。それによると,売上高は36億6000万ドルとなり,前期比で7%増加。ただし前年同期からは3%減少した。純利益は7億7600万ドル(希薄化後の1株当たり利益は54セント)で,前期の6億1000万ドル(同42セント),および前年同期の7億200万ドル(同46セント)から増益となった。

 継続事業による純利益は7億5800万ドル(希薄化後の1株当たり利益は52セント)。前期は6億1400万ドル(同42セント),前年同期は6億8600万ドル(同45セント)だった。 粗利益は19億8000万ドルで,売上高の54.2%を占めた。

 当期は,中核事業のアナログ製品に対する需要が好調で,売上高の40%を占めて業績に大きく貢献したほか,新学期が始まった季節要因により,Education Technology事業の売り上げが伸びた。

 受注額は35億5000万ドルで,前期より1億300万ドル,前年同期より1億2500万ドル増加。半導体の受注は34億4000万ドルで,前期比6%増,前年同期比で4%増加した。

 また同社は,第4四半期の業績予測も明らかにした。売上高は34億~36億8000万ドルの範囲を見込む。Semiconductor事業が33億3000万~35億9000万ドル,Education Technology事業が7000万~9000万ドルの範囲になる見通し。1株当たり利益は,48~54セントの範囲とみている。

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