グーグルは10月19日、携帯向けWebサイト「Googleモバイル」を刷新したと発表した(関連記事一覧:改革者 Googleを追う)。検索したキーワードに適していると判断した場合には、地域情報や画像の検索結果を自動で表示するようになった。さらに画面のカスタマイズのほか、地域情報や検索以外のグーグルのサービスを利用しやすくするといったことを可能にして、ポータル・サイトとしての色彩を強めた。

 地域情報に関しては、住所や地名などを入力すると付近の店舗や公共施設の情報を表示したり、その場所の地図を画面上に示すようにしている。よく検索する場所を登録しておくこともできる。検索以外のサービスでは、Gmailや最新のニュースなどへのリンクを加えた。ニュースについては利用者が表示の設定を変えることも可能だ。

 これらのサービスに加え、パソコン向けサイトのカスタマイズで人気のあるRSSフィードなどを追加で表示できるようにした。画面上での表示の順番も選べる。

 この刷新について、グーグルは「情報にたどり着くまでのクリック数を減らすことを考慮してデザインされた新しいトップページは、ユーザーと情報をより簡単、迅速、正確に結びつけるお手伝いができる」としている。地域情報を重視した検索結果の表示や履歴の記憶などは、携帯電話のポータビリティの高さやパソコンと比較した場合の入力の手間を考慮したものとみられる。

 従来のGoogleモバイルの画面から「新デザインをチェック」というリンクをクリックすると、刷新したサイトが利用できる。