10機種の内訳は,「920SH」「PHOTOS 920SC」「920T」「820P」「MIRROR 821P」「THE PREMIUM 820SH」「THE PREMIUM 821SH」「822SH」「913SH G TYPE-CHAR」「GENT 812SH sII」---。11月中旬から順次出荷を開始する。型番にある3けたの数字の後に続くアルファベットは,「SH」がシャープ製,「SC」がサムスン電子製,「T」が東芝製,「P」がパナソニック モバイルコミュニケーションズ製をそれぞれ意味している。
このうち,今回の目玉は「THE PREMIUM 820SH」と「THE PREMIUM 821SH」。いずれも高級感のあるステンレス素材を採用してデザインにこだわり,孫社長も「個人用に買い替えるならこの機種。世界で最もセクシーなワンセグ・ケータイ」と評する。厚さは820SHが13.4mm,821SHは12.9mmで,821SH(写真2)はワンセグ機能を搭載した携帯電話で世界最薄という。詳しくは後述するが,WMA(Windows Media Audio)形式の音楽再生機能も備える。
このほか,3.2インチのフルワイドVGA液晶を搭載した第4世代「AQUOSケータイ」の920SH,キセノンフラッシュや光学3倍ズーム,顔認識オートフォーカスなどデジタルカメラと同等の機能(画素数は500万)を搭載したPHOTOS 920SC,見る角度によって色が微妙に変化するミラーパネルを搭載したMIRROR 821Pなどがある。なお,PHOTOS 920SCは同社で有機ELディスプレイを初めて搭載したモデルでもある。
シャア専用ケータイなど“キャラケー”を強化
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写真3●913SH G TYPE-CHARのシャア専用ザクヘッド型充電器 左が充電器の外観。右は充電器に携帯電話機をセットした様子。充電するとシャア専用ザクIIのモノアイ(目)が光るようになっている。 [画像のクリックで拡大表示] |
また「fanfun. SoftBank 815T」のコラボレーション・モデルを強化していく。まず「ハローキティケータイ」と「スヌーピーケータイ」を11月3日から発売する。デザインや待ち受け画面以外にも工夫を凝らし,ハローキティケータイはジュエリー・ボックスやストラップ,スヌーピーケータイは特製スタンドやフィギュアをセットにした。「子供のころからの大ファン」という孫社長も製作に携わったスヌーピーケータイの特製スタンドは「ドッグハウス(犬小屋)」の形になっており,スタンドに携帯電話をセットするとオルゴールが鳴る仕掛けになっているという。
このほか,「miffy」「リラックマ」といったキャラクタ系,「m-flo」「清春」といったアーティスト系のモデルを順次追加していく。「今後も深く濃いものを提供し,ケータイをライフスタイルそのものにしていきたい」(孫社長)とする。
音楽機能では450万の楽曲を用意してauに猛追
検索機能や音楽機能も強化した。まず検索機能は「Yahoo!検索」に「oneSearch」と呼ぶ機能を追加した。oneSearchでは,ユーザーが少ない操作で必要な情報にたどり着けるように検索結果の表示方法を変更した。例えば「六本木 ミッドタウン」と地名を入力した場合は周辺地図を,「上戸彩」と好きな女優や歌手などの名前を入力すると顔写真や着うた/フル・着ビデオの検索結果を,「六本木 汐留」と二つの駅名を入力すると路線情報を,それぞれ画面上位に表示する。同社携帯電話向けに特化した機能で,同日13時から既に利用できるようになっているという。
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写真4●S!ミュージックコネクトは450万の楽曲を用意 [画像のクリックで拡大表示] |
購入した楽曲は専用ソフトを使って再生/管理/携帯電話に転送する。「音楽はauが先行しているイメージがあるかもしれないが,我々の場合は楽曲数が450万曲と豊富で,音質も高い」(孫社長,写真4)とする。WMA形式の楽曲を再生する機能は,冬モデルでは920SH,820SH,821SH,822SHが搭載している。
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