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 小田急百貨店は10月19日、EC(電子商取引)サイトを刷新すると発表した。サイトのデザインを一新するほか、実際の店舗で登録したギフト情報やポイントをECサイトでも利用できるようにする。サイトの刷新費用は約2億円で、11月1日から運用する。

 実店舗との連携における強化点は2つ。1つは、歳暮や中元のギフト配送時に、店頭のパソコンから登録した送付先情報などをECサイトでも利用可能にしたこと。顧客は店頭で「ご進物申込書」を1度作成すると、次回からはその情報をECサイト上でも参照でき、再入力の必要がなくなる。小田急百貨店によれば、ギフト情報をECサイトからも利用できるのは、これが初めてという。

 もう1つの強化点は、購入金額に応じて付与するポイントを、ECサイトでも利用できるようにしたこと。小田急電鉄が発行するクレジット機能付きポイント・カード「小田急ポイントクレジットカード」を決済すれば、店頭同様に1ポイントを1円として利用できる。これまでは、蓄積したポイントをECサイトでは利用できなかった。

 このほか、決済手段を増やす。ECサイトで購入した商品の代金をコンビニエンス・ストアやネット・バンキングで決済できるようにする。

■変更履歴
「小田急ポイントクレジットカード」の発行主体は、小田急百貨店親会社の小田急電鉄です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2007/10/22 21:20]