米Googleは米国時間10月18日に,2007年第3四半期の決算を発表した。売上高は42億3000万ドルで前年同期の26億9000万ドルと比べ57%増加,前期の38億7000万ドルからは9%増加した。

 GAAPベースの純利益は10億7000万ドル(希薄化後の1株当たり利益は3.38ドル)で,前年同期の7億3300万ドル(同2.36ドル)と比べ46%増加した。前期の純利益は9億2500万ドル(同2.93ドル)だった。営業利益は13億2000万ドルとなり,営業利益率は 31%。前期は,営業利益が11億ドルで,営業利益率は29%だった。

 非GAAPベースの場合,純利益は12億4000万ドル(前期は11億2000万ドル),1株当たり利益は3.91ドル(同3.56ドル)。営業利益は15億2000万ドル(同13億5000万ドル),営業利益率は36%(同35%)となる。

 米メディアの報道(CNET)によると,アナリストの予測は売上高が54%成長の41億3000万ドル,1株当たり利益が3.22ドルだった。

 提携パートナに支払う手数料(TAC)は12億2000万ドルで,広告収入の29%を占めた。前期のTACは11億5000万ドルで,広告収入に占める割合は30%だった。

 事業別にみると,傘下のWebサイトによる売上高は27億3000万ドル(総売上高の65%)で,前年同期に比べ 68%増,前期に比べ10%増となった。Google Networkでは,パートナの「AdSense」プログラムを通じた売上高が14億5000万ドル(同34%)で前年同期比40%増加,前期比8%増加した。

 米国外からの売上高は20億3000万ドルで総売上高の48%を占めた。前年同期のその割合は44%,前期は48%だった。

[発表資料へ]