米Googleは米国時間10月16日,Web解析サービス「Google Analytics」の新機能として,サイト検索レポーティング機能とイベント・トラッキング機能を発表した。

 サイト検索レポーティング機能は,Webサイト内検索操作について,キーワード,カテゴリ,傾向といった情報をユーザー別や時間帯で解析する。「Google Custom Search」や「Google Search Appliance(GSA)」「Google Mini」などのサービス/製品と連携可能なほか,Google以外のサイト検索製品にも対応している。Googleは同機能の提供を全世界で間もなく開始する。

 イベント・トラッキング機能は,AjaxやJavaScript,Flashムービー,各種ガジェット,データ・ダウンロード,マルチメディア機能など,Webサイト内で実行されたインタラクティブな操作を解析できる。既に限定ベータ版としてサービスを提供している。

 さらにGoogleはGoogle Analyticsで新たにチェコ語,ハンガリー語,ポルトガル語,タイ語,フィリピン語(タガログ語),インドネシア語の6カ国語に対応し,合計25言語での利用を可能とした。

 またGoogleは,Web解析ソフトウエア「Urchin Software」の新版を発表した。旧版からの設定/データ移行作業を支援するツールの強化など,各種の改良を施した。現在90日間試用できるベータ版を世界各地の認定販売店経由で無償提供している。

 なお米メディア(InfoWorld)によると,Urchin Softwareの新版はバージョン「6.0」となり,2995ドルで全機能を提供する。旧版は,895ドルの中核モジュールと,1つ4000ドル弱のモジュールも含め複数のオプション・モジュールで構成していた。

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