米GoogleのWebメール・サービス「Gmail」担当技術者であるRob Siemborski氏は同社のGmail関連ブログへの投稿で米国時間10月12日,オンライン・アプリケーション・サービス「Google Apps」の無償版などで提供しているGmailのメール保存容量を増やすと発表した。

 Googleは「Infinity+1 storage plan」(無制限+1ストレージ計画)の一環として,2005年4月にGmailのメール保存容量を増やした(関連記事:米Googleが「Gmail」の容量を2Gバイトに倍増,リッチ・テキストにも対応)。その時点で「可能な限りメール保存容量を増やし続ける」(Google)としていた。ところが用意された容量を使い切るGmailユーザーが出てきたため,無料で利用可能なストレージ容量の増加ペースを上げることにした。

 この決定にともない,現在2GバイトとなっているGoogle Appsの小規模組織向けStandard Editionと教育機関向けEducation Editionのメール保存容量を増やす。またGoogle Appsだけでなく、Gmail単体のメール保存容量も拡大ペースを速める。具体的な容量や拡大時期については明らかにしていない。

 なお,既に有償版サービス「Google Apps Premier Edition」は,10Gバイトだったメール保存容量を25Gバイトに増やしている(関連記事:Google,有償版「Google Apps」のメール・セキュリティ機能を強化)。

[Siemborski氏の投稿]