米MicrosoftのMicrosoft Update(MU)プログラム・マネージャであるNate Clinton氏は同社のMU関連ブログへの投稿で米国時間10月12日,10月定例アップデートでWindows向け自動アップデート機能Automatic Updates(AU)の設定が勝手に変わったとされる問題について,意図的なAUの設定変更は行っていないと説明した(関連記事:Microsoftの10月定例アップデート,「緊急」4件,「重要」2件)。

 米メディア(CNET News.com)によると,Windowsユーザーのなかには,AUによる自動アップデートを無効化しているかアップデート適用前に許可を求めるよう設定しているにもかかわらず,アップデート適用によるマシンの再起動を経験した例が複数あり,さまざまなブログで話題になっている。

 Microsoftも同様の報告を受け,調査を進めている。ユーザーから受け取ったログを調べたところ,AUクライアント自体の設定変更の痕跡は見つけられず,AUによるアップデート導入で設定変更も起きていなかったという。

 今後も調査を続け,ほかのアプリケーションによる設定変更の可能性なども検討する。Microsoftはユーザーに情報提供などを呼びかけている。

 また前述の記事(CNET News.com)では,「Microsoft Office」や「Windows OneCare」にAUの設定を変える機能が存在することから,こうした経路の設定変更もMicrosoftの調査対象になると報じている。

[Clinton氏の投稿]