韓国のSamsung Electronicsは現地時間10月12日に,2007年第3四半期の決算を発表した。売上高は16兆6800億ウオン(約182億ドル)で前年同期の15兆2200億ウオン(約166億ドル)から10%増収,前期の14兆6300億ウオン(約160億ドル)と比べ14%増加した。純利益は2兆1900億ウオン(約24億ドル)で,前年同期からは横ばいだが,前期の1兆4200億ウオン(約15億ドル)を大きく上回った。

 事業別でみた場合,半導体事業の売上高は5兆100億ウオンで前年同期比2%増,前期比18%増だった。製品の差異化とコスト効率の向上が当期の業績を支えた。DRAMとNANDフラッシュともに,第4四半期開始に際して高い需要が見込まれ,引き続き成長すると期待している。

 通信ネットワーク事業の売上高は5兆800億ウオンで前年同期比8%増,前期比13%増。携帯電話の販売台数は過去最高の4260万台に達した。2007年に入ってからの累積販売台数は1億1500万台を超え,昨年の総販売台数である1億1400万台をすでに上回っている。

 LCD事業の売上高は4兆200億ウオンで前年同期と比べ34%急増,前期からは20%成長した。デジタル・メディア事業は1兆4800億ウオン(前年同期比9%減,前期比2%増),デジタル・アプライアンス事業は9300億ウオン(同12%増,同2%減)だった。

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