米BEAシステムズは10月12日(現地時間)、米オラクルからの買収提案(関連記事)を拒否する考えを示した。声明のなかで、「オラクルが示した1株当たり17ドルという提案は、BEAシステムズの価値を著しく低く評価している」と表明。この内容を、11日にオラクルへ書簡で伝えたことも同時に明らかにした。

 オラクルへの書簡で「BEAは、オラクルにとっても、他社にとっても、オラクルの提案額より明らかに価値がある」と指摘。さらに、「オラクルとBEAは直接、競合する企業同士である。長期間にわたって買収に向けた手続きを進めるとなると、両社の機密情報を開示することとなる。これは当社のビジネスにおいても、株主に対しても悪影響を及ぼす。そのため、こうした状況を受け入れることは考えられない」と、実質的に買収提案を拒否する考えを示している。