ドメイン名やIPアドレスの管理を行っている非営利組織Internet Corporation for Assigned Names and Numbers(ICANN)は,国際化ドメイン名Internationalized Domain Names(IDN)の実験を米国時間10月15日に開始する。

 実際のインターネット環境を使って,11言語でトップレベル・ドメイン(TDL)をテストする。実験用のWebページを公開し,アドレスはどのように表示されるか,リンクは機能するかなどを検証する。

 「.test」というドメインが付いたwikiページを実験に用い,アラビア語,ペルシャ語,中国語(繁体字/簡体字),ロシア語,ヒンディー語,ギリシャ語,韓国語,イディッシュ語,日本語,タミール語を対象にする。実験ページにアクセスしたユーザーは,下部ページを作成して各自の言語で書き込みを行う。

 ICANN議長兼CEOのPaul Twomey氏は「IDNの完全導入に向けた重要な一歩となる。この実験を成功させるためには,ユーザーやアプリケーション開発者の協力が必要だ」と述べた。

 ICANNは実験用wikiページへのリンクを10月15日よりWebサイト上に掲載する。

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