米Appleは米国時間10月11日,同社の携帯電話「iPhone」および携帯型メディア・プレーヤ「iPod touch」向けに,Webベースのアプリケーションへのアクセスを提供するライブラリを開設した。

 このライブラリは,Appleのスタッフが選んだサード・パーティーのサービスなどを,(開設時点で)204種類そろえている。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)サイト「Facebook」をはじめ,ブログ構築ツール「TypePad」,チケット販売サイト「Fandango.com」,口述記録ツール「reQall」,iTunesライブラリをリモート管理する「Roami」などがリストに並ぶ。

 そのほか,ニュース・フィード,ゲーム,検索ツール,計算ツール,スポーツ情報といったカテゴリのアプリケーションをそろえる。

 ちなみに米CNETの記者Tom Krazit氏は,「いずれも役に立ちそうなアプリケーションだが,iPhone向けにネイティブ開発されたアプリケーションとは違う。やがてWebブラウザを通じてすべてを行える日が来るだろうが,今日がその日ではない。また,(iPhoneが採用している)EDGE方式はそれを可能にするネットワークではない」と述べている(CNETに掲載の記事)。

[Webアプリ・ライブラリのサイト]