マイクロソフトの吉川顕太郎Windows Server製品部シニアマネージャ
マイクロソフトの吉川顕太郎Windows Server製品部シニアマネージャ
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 「Windows Server 2008の開発はスケジュール通り進んでいる。予定通り、日本語版は2008年第1四半期に開発を終え、2008年4月に発売を開始する見通しだ」。マイクロソフトの吉川顕太郎Windows Server製品部シニアマネージャ(写真)は、10月11日に開催したWindows Server 2008説明会でこう述べた。

 マイクロソフトはWindows Server 2008の発売に向けて、製品のアピールや各種の支援活動を本格化していく。企業のアプリケーション開発者やシステム運用管理者、パッケージや関連製品を開発するパートナー企業に対しては、技術説明やトレーニングを積極的に実施する。日本での発売開始は4月15日。米国ではこれに先立つ2月27日に、発売開始する。

 吉川シニアマネージャによれば、これまでにWindows Server 2008関連トレーニングに参加した人数は約4000人。対応アプリケーションを開発中のベンダーは約170社、アプリケーション数は210に上るという。

 藤本浩司Windows Server製品部マネージャは、具体的に訴求していくWindows Server 2008の特徴を7つに分類した。サーバー構成や運用管理の効率化と自動化、Webアプリケーションなどの開発生産性やセキュリティの向上、分散環境の運用管理の効率化、場所に依存しないネットワーク経由でのアプリケーション利用、ネットワーク・セキュリティの向上やポリシーの管理、処理性能や拡張性を高めたサーバー仮想化、フェイル・オーバーなどの高可用性、である。

 マイクロソフトは今後、これらの分類に沿って情報提供を進めていく。情報提供に加えて、RC(製品候補)版を使った評価を、開発者やパートナーなどへ呼びかける。同社は9月26日に、RC版のダウンロード提供を開始。現在までに約1万がダウンロードされたという。