米Oracleは米国時間10月9日,コンプライアンス管理ソフトウエアの米LogicalAppsを買収することで両社が合意したと発表した。Oracleはこの買収より,リアルタイムのポリシー適用機能を統合したGRC(ガバナンス/リスク/コンプライアンス)管理ソリューションの拡充を図る。

 米メディアの報道(InfoWorld)によると,LogicalAppsのソフトウエアは,財務および業務関連のリスクをリアルタイムで監視し,不正行為を検出および防止してレポート通知する。エンタープライズ・アプリケーションに組み込むことで,無署名の請求書処理や財務情報の改ざんなどを防止できる。すでにOracleアプリケーション向けに最適化されている。

 Oracleは,LogicalApps買収を通じてGRCアプリケーション・スイートを強化し,企業におけるさまざまな法規への準拠,ITおよび業務プロセスのリスク管理,成果の測定などを支援するとしている。

 買収取引は2007年11月末までに完了する見込み。なお,買収金額などの詳細な条件については明らかにしていない。

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