ウイルス混入が発生した、指紋認証機能付きUSBフラッシュメモリー「RUF2-FS」シリーズ
ウイルス混入が発生した、指紋認証機能付きUSBフラッシュメモリー「RUF2-FS」シリーズ
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ウイルス混入の恐れがある製品の内訳
ウイルス混入の恐れがある製品の内訳
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 バッファローは2007年10月10日、同社製USBフラッシュメモリーの一部製品にウイルスが混入している可能性があると発表した。該当製品のユーザーに対し、ウイルス対策ソフトによる確認・駆除を呼びかけるほか、実際に該当製品からウイルスが検出された場合、無償で代替品への交換を受け付ける。

 対象製品は、指紋認証機能付きUSBフラッシュメモリー「RUF2-FS」シリーズの一部。具体的には、表2に示した製造コード、シリアル番号の製品が該当する。「該当製品は860個だが、現時点で市場に流通しているのは186個」(バッファロー広報)という。

 混入したウイルスは、主に中国で提供されているオンラインゲームのIDとパスワードを不正取得するトロイの木馬型ウイルスで、「TROJ_NSOM.UG」「Trojan Horse」などと呼ばれている。既に大手各社のウイルス対策ソフトで検出・駆除可能となっている。

 同社では、もしユーザーの手元にある該当製品にウイルスが混入していた場合、該当製品を接続したすべてのパソコンで、ウイルス対策ソフトによるスキャンを実施するよう呼びかけている。また、ウイルスが混入していた製品のユーザーに対しては、専用の電話窓口(0120-977490)で新品への交換を受け付ける。

 ウイルス混入が発生した原因について同社では、「今回問題となった製品は、当社が最近新たに生産委託した海外の工場で生産されたもの。指紋認証に必要となるソフトウエアをフラッシュメモリーに書き込む工程があり、そこで混入したものと考えている。該当製品以外はこの海外工場で製造していないため、ウイルス混入の問題は起こらないと判断している」(バッファロー広報)という。