米AT&Tは米国時間10月9日,米Aloha Partnersから700MHz周波数帯のライセンスを取得する計画を明らかにした。Aloha Partnersに約25億ドルを現金で支払う。AT&T役員会はすでにこれを承認済みで,6カ月以内の取引完了を見込む。

 AT&Tが買い取るのは,700MHz周波数帯における12MHz幅で,「米国10大都市を含む281マーケットの1億9600万人をカバーする」(同社)という。

 米メディアの報道(InfoWorld)によると,Aloha Partnersは,米連邦通信委員会(FCC)が2001年と2003年に実施したオークションで,同ラインセンスを落札した。AT&Tはこれをビデオ放送,あるいは音声/データ/マルチキャスト・コンテンツなどの双方向通信に用いる計画である。

 ちなみにFCCは,700MHz周波数帯における別の62MHz幅について,2008年1月にオークションを行う予定(関連記事:米連邦通信委員会が700MHz帯オークションのルール改定,Googleの意見を一部採用)。

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