KDDIと沖縄セルラー電話は10月9日,auの携帯電話向けに提供している無料のメールマガジン「EZホットインフォ」で過剰請求があったと公表した。2006年9月15日から2007年4月30日の間,本来はパケット通信料が無料となる操作を実施したユーザーに対して請求していた。対象ユーザーは100万1870件。過剰請求の総額は5008万442円。

 原因はKDDIの課金システムへの登録ミス。具体的には,「EZトップメニュー」→「au Style」→「auのメルマガサービス」から「EZホットインフォ(WIN)『受信料無料』」→「解除」または「登録メルマガ確認・解除」→「EZホットインフォ(WIN)『解除』」→「解除」という手順を踏んだ場合はパケット通信料が無料になると案内していたが,そのまま請求していた。同社では今後,「社内管理体制を強化して再発防止に努める」としている。

 対象ユーザーには2007年10月の請求金額(9月利用分)から過剰請求分を差し引く。ただし,過剰請求が発覚した期間中の請求額が,パケット定額サービスの上限額以下またはパケット割引サービスの無料通信分に収まっていたユーザーには返還が発生しない。2007年10月の請求書には「調整額」として返還金額を記載し,内訳に「調整額パケット通信料」,内訳の備考欄には「EZwebパケット通信料誤請求に伴う減額分」と記載する。auを既に解約したユーザーに対してはダイレクト・メールで返金方法を案内するという。

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