ERP5の画面。メニューなどはまだ日本語化されていないが,日本語データは問題なく扱えるという
ERP5の画面。メニューなどはまだ日本語化されていないが,日本語データは問題なく扱えるという
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 オープンソース業務アプリERP5を開発するフランスNexediが近く日本に進出する。1年以内にも日本に拠点を設ける。NexediのCTOは日本人の奥地秀則氏で,他にも塩崎量彦氏ら日本人のスタッフが在籍している。

 ERP5は人事管理,会計管理,生産管理,顧客管理(CRM),コンテンツ管理(CMS),オンライン取引 (販売,購買)モジュールからなるWebベースのERPで,フランスの水着メーカーCoramy,ドイツの偵察衛星TerraSAR-Xの撮影画像を提供しているInfoterra,フランスの水道局,中央銀行,病院,セネガル共和国,Sevran市役所で導入されている(関連記事「ついに実稼働が始まったオープンソースERP」)。

 オブジェクト指向スクリプト言語Pythonによるアプリケーション・サーバーZope,データベースはMySQLと,こちらも全面的にオープンソースのミドルウエア上に構築されている。ERP5はメニューなどはまだ日本語化されていないが,日本語データは問題なく扱えるという。

 奥地秀則氏はLinuxの標準的なブートローダー(OSを起動するプログラム)となっているGNU GRUBの開発者。また塩崎量彦氏は日本Rubyの会などで活動するかずひこ氏として知られる。