米Motorolaは台湾の現地時間10月8日,WiMAXネットワーク・インフラ構築に関する契約2件を台湾Far EasTone Telecom(FET)から獲得したと発表した。同インフラ構築は,台湾の国家プロジェクト「M-Taiwan」の一環である。

 M-Taiwanは,標準ベースのブロードバンド・ネットワークを国家規模で構築し,公共事業/教育/娯楽などの統合モバイル・サービスを提供することを目的とする。

 FETは台湾で第2世代(2G)および第3世代(3G)携帯電話サービスを展開し,640万人の加入者を抱える。台湾市場でシェア33%を獲得しており,M-Taiwanプロジェクトでも中心部分を請け負っているという。

 FETのWiMAXネットワーク構築計画は2段階に分かれており,2007年10月に着手して第1段階を年内に完了する。第2段階は2008年初頭の完了を見込む。

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