米Microsoftは米国時間10月5日,「Xbox 360」用ゲーム「Halo」製品系列などの開発を手がけきた傘下の米Bungie Studiosを分離独立(スピンオフ)させると発表した。

 Bungie Studiosは1991年に設立したゲーム・ソフトウエア会社。Halo製品系列のほか,「Marathon」3部作や「Myth」の初期2作などを開発した実績がある。

 Microsoftはスピンオフ後もBungie Studiosの株式を保有し続ける。またMicrosoftのGame Studios部門とBungie Studiosとのあいだで,Microsoftが知的財産を所有しているHalo製品系列の契約を維持し,今後開発するゲーム・ソフトウエアのリリースでも協力していく。

 米メディア(New York Times)によると,Microsoftはイリノイ州シカゴに本拠を置いていたBungie Studiosを2000年に買収し,本社をワシントン州カークランドに移動させた。スピンオフ後Bungie Studiosは非公開企業の「Bungie」になるという。

 またMicrosoftは,最新版ゲーム・ソフトウエア「Halo 3」の売上高が9月25日の発売から1週間で3億ドルを超えたと発表した。米国における発売初日の売上高は1億7000万ドルだった。なおHalo 3は17言語に対応しており,37カ国で販売している。

 同社によると,Halo 3は発売から1週間で,270万人以上がオンライン・サービス「Xbox LIVE」でHalo 3をプレイしたという。Xbox LIVEのユーザーは全世界に700万人おり,またXbox 360の1週間平均の売り上げは,Halo 3発売前に比べ2倍以上に増えたという。

[発表資料(Bungie Studiosの分離独立)]
[発表資料(Halo 3の販売状況)]