米Microsoftは米国時間10月3日,新興企業を支援する新しいプログラム「Startup Accelerator Program」を発表した。Microsoftは,同社のプラットフォーム技術を採用する創業まもないソフトウエア企業に対し,主にソフトウエア開発とマーケティング分野における活動を支援する。

 このプログラムは,新興企業の事業を促進するために,資金ではなくMicrosoftの技術や人的サポートといったリソースを提供するもの。企業のニーズに基づいてカスタマイズしたプランを用意する。

 ソフトウエア開発の面では,Microsoftのサポート・スタッフ,ソフトウエア,新しい技術などへのアクセスを提供。参加企業は技術センターでソフトウエアをテストしてアドバイスを受けることもできる。マーケティングの面のサポートでは,Microsoft社内のマーケティング・チームや投資家への紹介,関連イベントへの参加などが含まれる。

 このプログラムに参加できる新興企業は,Microsoftが“高い可能性を持つ”と判断したソフトウエア企業に限られる。参加を認められる企業は,市場性,成長の可能性のほか,Microsoftにとっての戦略的重要性などによって判断される。現在,プログラムの参加企業として20社の受け入れが決まっているという。このプログラムは,米国,フランス,英国,ドイツを含む16カ国で展開される。

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