米Time Warner傘下のAOLは米国時間10月3日,同社のインスタント・メッセージング(IM)ソフトウエアの最新版「AOL Instant Messenger(AIM)6.5」の提供を開始した。同社Webサイトから無料でダウンロードできる。

 AIM 6.5は,モバイル・メッセージング機能を強化したほか,新しいステータス・メッセージ機能などを追加。楽曲のストリーム再生やオンラインのカジュアル・ゲームを楽しめる2つのプラグインも用意した。Windows XP/2000/Vistaに対応する。

 AIMユーザーは,新しいプラグイン「AIM Tunes Plugin」を使って,友人のプレイリスト上にあるデジタル著作権管理(DRM)技術の制限を受けない楽曲を自分のパソコン上でストリーミング再生できるようになった。別のメディア・プレーヤをダウンロードする必要なく,これらの楽曲は友人がオンライン状態ならばいつでも再生できる。

 新版では,「Status Message」機能により,Buddy Listのユーザー向けに「何をしているか」をひと目で分かるようにメッセージ発信できるようになった。このほか,「TXT Message Mode」により,パソコンと携帯電話へのメッセージの送信の切り替えが容易になった。新たに10種類のカラー・テーマやツール・バーが追加され,Buddy List上のユーザーについてメモが書き加えられるようになった。このほかにも,中国のTencentが作成したオプションのプラグイン「QQ Games Plugin」を使えば,ほかのAIMユーザーとオンラインのマルチプレーヤ・ゲームが楽しめるようになる。

 AOLは,新しいソーシャル・ネットワーキング機能「AIM Profiles」とパーソナライズ可能なスタート・ページ「AIM Dashboard(旧AIM Today)」を2007年10月中に追加する予定だという。

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