大塚商会は10月3日、中堅中小企業向けのセキュリティ・サービスを発表した。ウイルス対策や不正侵入防止、URLフィルタリングといったサービスを一括して請け負う。

 サービスの名称は「FMS/FortiGate フルバンドル」。ウイルス対策や不正侵入防止機能などを備えた専用装置を設置し、企業内のセキュリティが保たれているかどうかを、大塚商会の監視センターから24時間365日体制で遠隔監視する。問題を検知したときは社長やシステム担当者に電話や電子メールで通報する。専用装置にフォーティネット社の「FortiGate」を用いる。

 料金は月額2万5000円(50ユーザー)から。機器レンタル費用や導入費用、ソフトウエアの更新費用を含む。多くの中堅中小企業には情報システム部門がなく、セキュリティがおろそかになりがちなことに対応する。大塚商会はセキュリティ機器と運用サービスを低価格でセット販売することで利用企業を開拓し、初年度に1000社の受注を見込む。